ルーズなテーパードシルエットがハンサムな”Blues”
スタイルカバー力の高いローライズでワイドシルエットの”Freddie”
ずっと定番でありながら、いつの時代もファッションアイコンの1つとして愛され続けるデニム。
そんなアイテムだからこそ、アップデートが必須です。
今買うべき理想のデニムをスタイリストの金子綾さんとご紹介します。
#1
Blues
Wide Tapered Long
NAVIGATOR : HISAE TAKAHASHI
今回はRED CARD TOKYOで今シーズンのおすすめベストモデルを金子さんにご紹介させていただきます。
ここ最近ジーンズもすこし太めのフィットのものが好まれる傾向ですね。
RED CARD TOKYOでもワイドやストレート、フレアなどのラインアップが増えています。
ブランドで常に人気を博してきたのは、細身のテーパードの美脚見せタイプでした。
求められるフィットやライズ、見え感も変わってきています。
1本目にご試着いただくのは前シーズンのデビュー以来人気となっている“Blues(ブルース)”というモデルです。
こちらはワイドテーパードフィットでライズが深めのタイプになります。
伸縮性のあるストレッチ素材ではなく綿100素材で、古着にような見え感というか、しっかりとデニムらしい表情が魅力です。
金子さんはライズでいうと深めのほうが好みとのことですね。
GUEST : AYA KANEKO
最近アップデートしたジーンズもそうなんだけど、やっぱりこれぐらいの方が痩せて見えるよね。
身体が泳ぐくらいのすこしゆとりがあったほうが華奢に見せてくれると思う。
わたしは身長が低いからレンクスは短くなるけれど、
このくらいライズが深いものだとその分の長さが足されるからバランス良くはける!
いままでヒールを合わせることが多かったけれど、足元がヒールでなくとも脚長が叶う♡
あとウエスト、ヒップまわりのいろいろな悩みも考えなくていい。
このタイプならすべてしまえてしまうから(笑)
AYA KANEKO'S
RECOMMEND STYLING
1
アンニュイなカラーのTシャツを2枚重ねで♡
大人の顔色を明るく見せてくれるエクリュ系のカラーをトップに。
わたしの好きな白っぽいベージュみたいな “たまご色”
顔色をまろやかに見せてくれるその色が本当に好きなんです!
Tシャツ合わせだから今回はスニーカーではなく、 ローファーでカチッと。
AYA KANEKO'S
RECOMMEND STYLING
2
普段からブルー系のジーンズも好きではくのだけれど、
自分のなかでスタイリングには気をつけているかな。
ただ普通にはいてしまうと、年齢的にラフな印象になりすぎてしまうというか・・・
ほっこりした印象にはなりたくないなと思っていて。
“モダンな印象にしたい”というところは外せないポイント。
今回はデニムと相性のいいボーダーアイテムもボートネックデザインではなく、
あえてVカットのカーデガンをウエストインして1枚で着る!
この肌見せの抜け感がほっこりさせないポイント。
足元もブラックサンダルで引き締めて。
#2
Freddie
Wide baggy
NAVIGATOR : HISAE TAKAHASHI
2本目にご試着いただく“Freddie(フレディ)”は、先ほどのものよりもライズが浅めで太さがあるタイプになります。
昔、流行ったような腰骨あたりまでのローライズではなく、おへそにかからない程度のライズ感だから
大人でもはきやすいんです!
脚のラインもだぶだぶとしたバギーのイメージではないワイドシルエットでチャレンジしやすいかと思います。
ぜひ試してみてください!
GUEST : AYA KANEKO
シルエットのトレンドが分かりやすく太めになっているけれど、まっすぐにキレイに見えるからいい!
いつものデニムスタイルを変えたいときにトライしやすいと思う。
ややロウライズでもやりすぎていないし、程よく今の雰囲気を楽しめそう。
わたしの身長だと“Freddie(フレディ)”のようにライズが浅めのタイプをはくのなら、
ライズが短くなっている分少しヒールのあるものにしたほうがよりバランスがいいかもしれない。
AYA KANEKO'S
RECOMMEND STYLING
1
このスタイリングでは、ボーダーのピッチが細いものをチョイス。
こちらもわたしが好きな“たまご色”ベース。
大人の肌色に“たまご色”はとても肌なじみが良いです♡
スクエアネックでデコルテラインもキレイに見せてくれて、ちょっと女っぽくも見える。
足元はブーツでモードにちょっと寄せるコーディネートをしています。
“たまご色”だとダーク系の色のトーンの調整も滑らかにまとまります。
AYA KANEKO'S
RECOMMEND STYLING
2
JACKET&PANTSのスーツのセットアップみたいに着るコーディネート。
足元はヒールのサンダル合わせで恰好良く!
ショートレンクスのデニムジャケットは、今までとは違った新しいシルエットを見せられる。
ほどよくボリュームがあってコンパクトだからバランスがとりやすい◎
GUEST
AYA KANEKO
1979 年生まれ。静岡県浜松市出身。長年第一線で活躍する人気スタイリスト。
「Oggi」や「VERY」、「オトナミューズ」といった人気ファッション誌を
はじめ、カタログや広告、ブランドとのコラボレーション&ディレクション
など、その活動の幅は多岐にわたる。
ライフスタイルやファッションに関する著書も多数あり、
『妊婦本。自分らしくいつもどおり AYA KANEKO MATERNITY STYLE BOOK』
(光文社)や『黒のおしゃれ EVERYDAY BACK !』(小学館)等が好評発売中。
YouTube Chanel 金子綾/ファッションスタイリスト
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